にまめの歯ぎしり
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セクハラ大使はどうして免職にならない
 2012年12月14日付けの北海道新聞第4社会面に、クロアチア大統領が現地の日本大使館主催天皇誕生日祝賀会を欠席したという記事がありました。
 大統領は欠席理由を明らかにしていないそうですが、駐クロアチア田村大使は現地職員へのセクハラ疑惑を持たれており、本人は否定しているものの外務省も認めている状況で、記事を読めば関連を推測できるように書かれてはいます。

 この記事を掲載したことのはまだしもですが、本来なら第1面(来春の道内採用状況調査という囲みの場所にでも)に掲載してもよいのでは。
 なぜなら、このセクハラ事件はもはや、個人的犯罪ではなく外交に影響を及ぼす国家的問題となっているということですから。

 ところで、この田村大使は「処分」を受けず「交代」という単なる「人事異動」で済ませられるそうです。しかし、どこにも非難するような記述はなく、単に20日に人事異動が発表されるという記述にとどまっていることは残念です。政治家の問題発言に費やしたあの紙面の何分の一くらいは使ってもらいたいものです。
 20日の人事異動の発表があった時に、再度、問題点も含めた報道をしてくれるのか「期待」しています。

 週刊ポストは、駐クロアチア田村大使が現地大使館で採用したクロアチア人女性職員にセクハラ行為を行ない、同省は監察査察官の調査で事実を把握していたにもかかわらず、不祥事を握り潰していたことをスクープしていますが、今回のことについても、次のように報道しています。

 ※週刊ポスト2011年12月23日号
 田村大使は財務省出身で同省関税局長から環境省事務次官にのぼりつめ、2009年5月から特命全権大使としてクロアチアに赴任している。大使の任期は平均で3年程度なので、在任1年7か月での“解任”はセクハラ事件を闇から闇に葬るためと思われる。外務省は11月に20人近い大使の交代人事を発表しており、12月には各国大使に一斉に帰朝命令が出される予定だ。外務省欧州局での勤務経験がある中堅幹部は明かす。

「当初は田村大使の交代人事は予定されていなかったが、目立たないように人事異動に合わせて交代させることになった。すでに本人にも内示されている」
しかし、玄葉光一郎・外務大臣はさる12月7日の記者会見で、本誌・週刊ポストの質問にこう答えた。
 「(事件は)ポストの記事を読んで承知している。あくまで一般論だが、事実であれば厳正に対応し、必要があれば処理も考える」
すでに大使の交代が決まっていることはおくびにも出さなかった。あくまでも大使の交代は定例人事異動だという建前なのだ。
 「大使のセクハラ」は日本外交にとって大汚点だ。
本誌前号発売後、外務省は厳戒態勢を敷いた。各国大使館の館員たちにはメールで記事が広がり、クロアチアに近い駐イタリア大使館では「ついに出たか」と波紋が広がったという。事件の舞台となったクロアチアの首都ザグレブの日本大使館には、本省人事課から本誌の報道内容が伝えられ、「大使の問題についてクロアチア政府から照会があっても、一切応じるな。すべて本省で対応する」という内々の指示が出されたことを本誌は掴んでいる。
外務省が懸念するのは当然だろう。

 クロアチアでは12月4日に総選挙が行なわれて政権交代が確実な情勢だが、ヤドランカ・コソル現首相はジャーナリスト出身で同国初の女性首相であり、ミラ・マルティネツ駐日大使も女性。今年6月に着任すると東日本大震災の被災地を訪れ、被災地の小学生約30人をこの夏、クロアチアの観光地スプリトに招待している。それだけに、日本の特命全権大使の女性職員を弄ぶ行為が外交問題に発展するのは避けられそうにない情勢なのだ。
 外務省は週刊ポストの報道の概要をすでに知っており、東京のクロアチア大使館に記事の詳細な翻訳を送るように指示しているそうだ。クロアチア人職員が被害者であることがわかれば政府は黙っていないだろう。相手国の信任状を受けている田村大使は帰国前にコソル首相に離任の挨拶をしなければならないが、拒否されるかもしれない」(先の外務省中堅幹部)
 そうなれば、日本の外交史上かつてない屈辱的な扱いだが、外務省はその前に自らの手で大使を処分する決断を下すことができず、逆に財務省有力OBである田村大使を単なる“離任”ですまそうという姿勢なのだ。
 この国はいつから、特命全権大使に国内の「免責特権」まで与えたのか。

ちなみにスクープの記事は・・・
※週刊ポスト2011年12月16日号
 まさに「国辱行為」である。日本国民を代表し、相手国の元首に対して派遣される特命全権大使のセクハラという蛮行が発覚した。しかも、外務省は事実を把握しながら、財務省の天下り大使だから“遠慮”して不問に付した。「国益よりも省益」という言葉では到底言い表わせない前代未聞の事態である。
 バルカン半島の小国・クロアチアは、古くからの親日国として知られる。
 日本大使館は首都ザグレブの中心地にある。4階建てルネッサンス様式の歴史ある建物だ。東日本大震災の直後、クロアチアの官公庁が集まる日本大使館周辺では政権交代を求める5000人規模のデモが行なわれていた。そのデモ隊が大使館の前を通りかかった時である。彼らは一斉に足を止め、手に持っていたろうそくに灯をともし、震災で亡くなった日本人のために黙祷を捧げた。
 11月末の大使館終業直後、その玄関前で、田村義雄・駐クロアチア大使(64)は本誌直撃に顔をこわばらせた――。
 田村氏の経歴は大使の中では異色といっていい。東大法学部出身で、1971年に大蔵省に入省。霞が関中枢のエリートコースを歩み、財務省関税局長まで上りつめる。それから環境省に移り、官房長、事務次官を歴任し、2008年に退官した後、2009年から現職に就いた。つまり、外務省のプロパー官僚ではない。

 日本の特命全権大使の中でも2人しかいない事務次官経験者という大物だ。その人物に現地採用したクロアチア人女性へのセクハラ疑惑が発覚した。ことは大使個人の問題では済まされない。重大な外交問題に発展しかねないと憂慮されているのである。

 実は外務省はその事実を把握しながら、ひた隠しにしているという情報を本誌は掴んだ。「大使のセクハラ」は大使館内で問題化し、外務省は現地に査察官を派遣して調査を行なっている。その報告書は佐々江賢一郎・外務省事務次官や木寺昌人・官房長らに提出されたといい、外務省局長クラスにも回覧されている。

 外務省幹部の一人がこう明かした。

 「クロアチアは決して豊かな国とはいえないが、国民は東日本大震災で1億円もの義援金を募って被災地に送ってくれた。田村大使はそのお礼をしなければならない立場だ。だが、不行跡が相手国の政府にも伝わっており、いい印象は持たれていないと聞いている」

 本誌はザグレブで現地取材を行ない、大使館関係者や在留邦人の証言を得ることができた。

 被害を受けたのは昨春から大使館の事務職員として勤務する20代のクロアチア人女性のクララさん(仮名)。170センチ台半ばという長身で髪が長く、現地職員の中でもひときわ目を引く美人だ。

 「大使は美人の若い子が好きなようで、採用する時から、クララさんに目をつけていたようだ。大使館勤務の職に応募してきた若い娘の写真を机に並べて、ニヤニヤしながら眺めて選んだと聞いている」

 大使館関係者はとんでもないというように眉をひそめて証言を続けた……。

 大使の「行為」が始まったのはクララさんが勤務を始めて3日目からだった。田村大使は視察に行くのに現地人の秘書ではなく、わざわざ新人の彼女を指名して同行させ、公用車のレクサスの後部座席に並んで座らせた。そして視察の途中で彼女を抱き寄せ、強引にキスをした。

 セクハラ行為はその後、次第にエスカレートしていく。車内でクララさんの足を撫で回したり、抱きついて身体を触ったりするようになったという。非常に悪質なセクハラ行為である。

 だが、彼女は半年間、大使のセクハラに対して泣き寝入りを続けるしかなかった。大使館の職を辞めるわけにはいかない家庭の事情を抱えていたからだ。父親が失業中であり、兄弟を含む家族の生活がかかっていたのだという。

 車内には運転手もいる。大使の強引なキスを目撃し、すぐに職員の間にウワサが広がった。彼女は現地職員たちに打ち明けたという。

 「こんなことが近所に知られれば、いまの家にも住めなくなる」

 我慢すべきじゃないという同僚たちに、彼女はそうクビを振った。クロアチアでは居住地域の連帯意識が強い。職を失うことが怖いだけでなく、セクハラ行為をされたことで、自分の家族の評判も落とすことになると心配したのだ。

 彼女が家庭の事情でことを荒立てようとしなかったために、大使は味をしめたのかもしれない。弱みに付け込んだ卑劣な行ないというほかない。

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【2011/12/17 19:35】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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