にまめの歯ぎしり
感じたこと、考えたこと、気になったことなどなど、いろいろ書いています。
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「井上ひさし生誕77フェスティバル2012」
 いろいろありました(3)井上戯曲
  井上ひさしさんは2010年4月9日に亡くなりました。ご存命であれば2011年11月16日に77歳・喜寿を迎えていました。実際、生前に2012年の喜寿フェスティバルが計画されていたそうで、内容は若干変更されたものの「生誕77年フェスティバル2012」と題し、2012年1月から12月まで8作品が4人の演出家によって上演されることになりました。
  一月:十一ぴきのネコ(長塚圭史)二月:雪やこんこん鵜山仁)四月:闇に咲く花(栗山民也)六月:藪原検校(栗山民也)七月:しみじみ日本・乃木大将(蜷川幸雄)八月:芭蕉通夜舟(鵜山仁)十一月:日の浦姫物語(蜷川幸雄)十二月:組曲虐殺(栗山民也)
  私は幸運にもすべての作品を観劇することができたのです。
   
  さて、11月に見たのが7番目の「日の浦姫物語」。大竹しのぶと藤原竜也が近親相姦の兄妹、母子を好演しました。特に大竹しのぶは15歳の少女から老婆(と言っても50代の役ですが)まで、しぐさや表情で演じ分けてみせたのは圧巻です。ギリシャ悲劇のような重いテーマですが、そこは井上ひさし。言葉遊びなどの科白で悲劇を喜劇に転換しながら、最後には鋭く重い問いかけで終わります。蜷川演出は、「しみじみ日本・乃木大将」の時はふざけや過剰さが私には合いませんでしたが、今回はうまくはまっていて見事だったと思いました。

  そして12月は、この企画の最後を飾るにふさわしい「組曲虐殺」。小林多喜二が虐殺される直前の3年弱を描いたこの音楽付き劇(ミュージカルではなくプレイウィズミュージック)は期待を裏切らず、笑って泣けて感動しました。観終わった後も思い出すと涙が出そうになります。感激と悲しみと痛みと、「むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをゆかいに ゆかいなことをまじめに」表現した作品でした。なお、天王洲銀河劇場での公演は12月30日で終了しますが、年明け1月から福岡、金沢、大阪、新潟、市川、広島、そして2月の名古屋と続くそうです。

そうそう、井上さんのこの座右の銘にはもっと続きがあるそうです(井上麻矢さんのブログから)。

『ゆれる自戒』

むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをゆかいに
ゆかいなことをまじめに
まじめなことをだらしなく
だらしないことをまっすぐに
まっすぐなことをひかえめに
ひかえめなことをわくわくと
わくわくすることをさりげなく
さりげないことをはっきりと 書くこと
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【2012/12/26 21:37】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
衆議院選挙
 いろいろありました(2)12月16日は衆議院選挙

  私はとある投票所で投票事務を担当しましたが、開始時刻あたりから降り続いた雪の影響もあるのか午前中の出足が鈍く、午後に少し巻き返したものの結果として前回の衆議院選挙の投票者数より20%減という状況でした。
  帰宅した時には自民党圧勝の開票速報や万歳映像がテレビから垂れ流されていて、早々に就寝。この結果は失望より怒り、むしろ不快でした。それでも一夜明けて考えてみると、低い投票率、小選挙区制、ドント式という傾斜配分などの状況で選ばれた第1党。民意はもっと複雑だということを、なんらかの形で示すことが必要だ・・・と思い直しました。
  それに、自民党の中だって平和憲法放棄や原発推進などに賛成する人ばかりではないでしょう。いわゆる自民党ハト派議員に落選が目立つように思うのは気がかりではありますが、正論を言う良識派もまだ残っているはず。希望と期待は失わずにいきたいと思ったところです。

  河野太郎さんもその1人だと思います。福島原発震災直後に自由報道協会主催の会見で語った内容が紹介されていたBLOGOSの記事を、今だからこそ読み直しました。http://blogos.com/article/23643/


★「利権の裏側を熟知したベテラン議員が癒着の現状を生生しく語り、原子力からの脱却、2050年までに再生可能エネルギー100%の実現を訴えた」と>「日本の原子力は全体が利権になっている!」
河野太郎議員会見 (BLOGOS編集部 2011年04月28日) ●反核燃料サイクル

河野太郎:私の紹介に「反原発」とあったが、正式には「反核燃料サイクル」なんです。核燃料サイクルとは、原子炉でウランを燃やすと、使用済み核燃料が出ます。これを再処理すると、プルトニウムが取り出され、高レベル放射性廃棄物が残ります。このプルトニウムを高速増殖炉で燃やすと、投入したプルトニウム以上のプルトニウムを取り出しながら発電できるので、日本の電力は1000年、2000年でも大丈夫という触れ込みです。「それはすばらしい」と思っていたが、現実にはそうではない。
 1970年には30年後には高速増殖炉ができると言っていた。30年経って見たら、もんじゅが事故を起こし、止まっている。政府は、高速増殖炉政府が2050年まではできないといっているが、(2050年までにできるかも)怪しい。
 高速増殖炉がないのに、プルトニウムばかりがたまっている今の状況をどう説明するのか、隣の北朝鮮がプルトニウムを10キロ、人によっては50キロ持っていると大騒ぎしているが、日本が保有しているプルトニウムは40トンを超える。北朝鮮の1000倍持っている。このプルトニウムはどうするのか。高速増殖炉がないのに、六ヶ所村の再処理施設が稼動すれば毎年何トンものプルトニウムが出る。燃やす施設が無いのにプルトニウムを取り出すことに何の意味がある?という問いに対して、合理的な説明は全くない。<中略>
 これまで、電力会社、電気事業者連合会、経済産業省がとにかく原子力の利権を守ろうとマスコミを巻き込んで、「原子力は大事なんだ、安全なんだ」というプロモーションをやってきた。テレビも経営が苦しいのはわかるが、だからと言って、広告宣伝費で心まで売ってしまうのはマスコミとしてどうなのか。公益企業で地域独占なのだから、なぜ今、広告をする必要があるのか、東電の賠償金をどうするかと議論しているときに、「節電しよう」というCMを平気で流しているTV局には考えてもらわないといけない。
●質疑応答
Q:なぜ、合理的に説明できない原子力発電が推進されてきたのか?
 日本の原子力は全体が利権になっている。電力会社はとにかく地域独占を崩されたくない、送電と発電の一体化を維持したい。それを守ってくれる経済産業省の意向を汲む、天下りをどんどん受け入れる。経済産業省にしてみれば、前任者のやってきたことを否定できずに来た。原子力、核、放射線と名前の付いた公益法人、独立行政法人、山ほどある。そこにお金を上手く回して天下りさせる。電力会社も広告宣伝費で協力金を撒いてきた。自民党も献金を受け、パーティ券を買ってもらった。民主党は電力会社の労働組合に票を集めてもらっている。学会も電力会社から研究開発費をもらい、就職先を用意してもらってきた。さらに政府の意向に沿った発言をしていると、審議会のメンバーに入れてもらえる。マスコミは広告宣伝費をたくさんもらって、原子力政策の批判はしない。みんなが黙っていれば、おいしいものがたくさんある。そういう状況が続いてきた。
Q:なぜ東京電力は送電と発電の分離をかたくなに拒んで来たのか
 送電と発電が別になると、誰でも送電線を使えるようになる。そうなると、東電は競争が生まれ独占が崩れることを恐れている。
Q:再生可能エネルギー発電、日本の風土に適したものは?
 立ち上がりが早いのは風力、洋上風力などは、被災地でも可能性がある。太陽光発電も砂漠並には行かないがそれなりに有効、地熱発電もあるが、温泉業者の反発によって、なかなか知事の許可が下りない。国立公園の中に作るのは環境省から注文が付くから景観に配慮が必要になる。小水力、バイオマスなど、ありとあらゆる可能性を排除せず、足して100%を目指せばいい。
Q:自民党の歴代政権が原発を推進してきたが今回の事故後に、反省、謝罪を聞いたことがない。そんな自民党に未来はないのでは?
 自民党はこれまで原子力推進を捻じ曲げてきた責任がある。自民党がやってきたおかしなところ、保安院が経済産業省の下にあるなど考えられない。カルチャーがおかしい。環境関連の法令も、自治体へのバラマキもおかしい。自民党が今までやってきたことは間違いだったと、謝るところは謝らないと。立ち止まって考えないと、自民党に未来はないと私も思います。
【2012/12/26 21:28】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
12月8日小森・小川対談など
 1ヶ月以上ブログに書き込みできないでいるうちに年末になりました。
この間、11月24日には渋谷シアターコクーンで「日の浦姫物語」を見て、戻ってからもいろいろ忙しかった。例えば・・・

 12月8日の真珠湾攻撃の日。以前に紹介した企画(午前は対談「加藤周一と戦争」、午後は講演会「漱石、職業作家への道」)があり、午前で90人弱、午後で70人弱の人が参加してくださいました。主催した「文学講座委員会」は1人親方みたいなものなので、友人・知人にお手伝いしていただいてなんとか実施できています。Uさん、Sさん、ひろみさん、ありがとうございました!
  午前は、小森陽一さんと小川和也さんが加藤周一さんについて対談する企画。小森さんは本当に対談の名手だと改めて感じました。話したいことを引き出しながら聞きたいことにつなげ、話が詰まりそうな場面には自分で話題を提供しつつ、テーマを深めて広げていく。普段着の加藤さんを楽しく垣間見られた中に、ち密でゆるぎない思考の人加藤さんの思想にふれることができました。
凡人会の代表の小川和也さんが見せてくれた写真も嬉しかったですね。加藤さんが勉強会で見せる気合の入ったポーズやメンバーと一緒の飲み会でのくつろぎの表情、最初に加藤さんから届いたハガキなど、加藤ファンの1人としては羨ましくもありました。
  午後は漱石の初期作品についての講演会。『吾輩は猫である』、『坊ちゃん』、『草枕』を取り上げ、漱石の英国留学、子規との関係、帝国主義への評価など、自分だけで読んでいたら気づかない視点で漱石を語ってもらいました。前半、少しお疲れ気味に聞こえたので心配でしたが、さすがです。だんだん盛り上がって終わってみると面白かった。


【2012/12/25 08:16】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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