にまめの歯ぎしり
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原子力安全委員会と原子力安全・保安院
 東日本大震災については、とにかく亡くなった方たちの冥福、被災者の方たちと被災地の一日も早い復興を願うばかりです。
 福島原発事故については、専門知識どころか常識的なことも知らないできた私には、ほとんど書けることはないけれど、ずーっと疑問に思っていることがある。それは原子力安全委員会と原子力安全・保安院という組織についてである。原発事故の直後、私はホームページで調べてみた。

 保安院のほうは記者会見などで登場しているが、経済産業省の組織の一つである。次のような組織の説明はブラックジョークのようだ。
 ●(原子力安全・保安院は)原子力その他のエネルギーに係る安全及び産業保安の確保を図るための経済産業省の組織です。エネルギー施設や産業活動の安全を守り、万一の事態に的確に対応するため、「強い使命感」「科学的・合理的な判断」「業務執行の透明性」「中立性・公正性」の四つを行動規範としています。

 一方の原子力安全委員会は次のように説明されている。
  
 ●原子力安全委員会の最大の責務は原子力安全確保の基本的考え方を示すことです。このため、安全審査にあたっての安全性判断の基礎として、多くの安全審査指針等を策定してきています。
 ●原子力の安全をより確実なものとするため、我が国の原子力の安全確保には、原子力事業者に対して直接規制を行う行政庁(規制行政庁:経済産業省など)と、それらの規制活動を監視・監査する原子力安全委員会によるダブルチェック体制がとられています。
 ●原子力安全委員会は、行政庁による安全規制が原子力安全委員会の示した基本的な考え方を踏まえて適切に行われていることを確認、さらに安全規制や事業者自身による安全確保における新たな課題に適確に対応するための調査審議を行っています。
 ●例えば、発電用原子炉を新増設又は改造する場合、原子炉等規制法に基づき、経済産業省による審査が行われます。さらに、経済産業省が行った審査に関して、原子力安全委員会が独自の立場から審査を加えます。
 ●また、建設・運転段階においても規制行政庁の行う安全規制活動を原子力安全委員会が監視・監査しています。
 ●原子力利用の環境や技術は変化していきます。原子力安全委員会では、上記の活動から得られた知見や、国際的情報などを総合して、原子力安全確保の基本的考え方を見直し、提示して、規制行政庁を指導していきます。
 ●専門的かつ大局的な見地から判断を下す役割を担う5人の原子力安全委員会委員が、国会の同意を得て総理大臣により任命されています。
 ●法律によって設置が定められている原子炉安全専門審査会と核燃料安全審査専門審査会が置かれ、関連する分野について深い見識を有する専門家が参加して原子炉施設と核燃料物質の加工や再処理施設等の安全性に関する調査審議を行っています。(定数100名)
 ●耐震安全性、放射線防護、放射性廃棄物の処理・処分等、多くの分野にわたって、それぞれ深い見識を有する専門家の議論に基づいて、国による安全規制についての基本的な考え方を、原子力安全委員会の文書、報告書、安全審査指針等としてとりまとめ、公表しています。
 ※以上のほかに、約100名のスタッフで構成される事務局がある。

 と、ここまで引用してくれば、その厚顔無恥にこちらが呆れて恥ずかしいくらいではないか。
 原子力の安全確保のためのチェック機関であったのなら、なぜ事故が起こったのか、なにが足りなかったのか、責任を感じてほしいし説明してもらいたい。常勤委員の報酬を考えたら税金が無駄に使われていたことに怒りさえ感じる。などと、ずーっと思っていたら、さらに腹立たしい記事が新聞に掲載されていた(2011.3.26朝日新聞)。
 2006年10月の衆院内閣委員会で原発問題を追及している共産党議員が、非常用電源が失われた場合について質問したところ、当時の鈴木篤之委員長(現在は、日本原子力研究開発機構理事長!)は「日本の(原発の)場合は同じ敷地に複数のプラントがあることが多いので、他のプラントと融通するなど、非常に多角的な対応を事業者に求めている」と説明していたそうだ。
 一方、現在の斑目委員長は2010年4月に就任しているが、2007年2月、まだ東大教授の時代に中部電力濱岡原発関係訴訟で中電側証人で出廷し、原発内の非常用電源がすべてダウンすることを想定しないのかと問われ、「割り切りだ」「非常用ディーゼル2個の破断も考えましょう、こう考えましょうと言っていると、設計ができなくなっちゃうんですよ」「ちょっと可能性がある、そういうものを全部組み合わせていったら、ものなんて絶対造れません」と言ったそうだ。

 こんな人が委員長になっている安全委員会が次のような評価結果を出して、「身体への影響を生じるレベルのものではありません。」などと言われても、信じられない。

 「環境モニタリング結果の評価について」
 平成23 年3 月26 日18:55
 原子力安全委員会原子力安全委員会は、文部科学省が公表している「環境モニタリングの結果」について評価を行うこととしており、平成23 年3 月25日16:00 以降3 月26 日16:00 までに公表された情報に基づく評価結果は次のとおりです。
1.空間放射線量率
 ・ 福島第一原子力発電所20km 以遠の空間放射線量率については、局所的に比較的高い線量率が観測されている測定箇所が認められるものの、それらは身体への影響を生じるレベルのものではありません。引き続き、天候や風向き等も考慮して、線量率の推移を注意深く見守る必要があると考えています。
 ・ 100μSv/h を超えていた地域(注1)では、屋内退避に関する指標(10mSv から50mSv)(注2)に達している可能性があるものの、その地域は限定的であり、現時点では屋内退避地域を変更する状況にはないものと考えます。(参考1 参照)
2.空気中の放射性物質濃度
 ・ ダストサンプリングの測定結果については、現時点のI-131 の最大の放射能濃度は43Bq/m3(4.3×10-5Bq/cm3)、Cs-137 の最大の放射能濃度は2.5Bq/m3(2.5×10-6Bq/cm3)でした。
 ・ I-131 については、濃度限度(注3)を上回っていますが、I-131の半減期が約8 日と短いことなどを考慮すると、この濃度は直ちに健康に影響を及ぼすものではありません。引き続き、サンプリング結果を注視する必要があると考えています。
 ・ 福島第一原子力発電所から等距離、等間隔の定点におけるダストサンプリングの3 月16 日からの測定結果が追加された。測定結果によれば、福島第一原子力発電所から南方位が比較的高くなっています。周辺に対する影響の傾向を定性的に把握する上で重要であるため、引き続き、サンプリング結果を注視する必要があると考えています。
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【2011/03/26 23:47】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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